てんかんってどんな病気?
2024/05/24
どこかで聞いたことはあるけれどもどんな症状が顕れる病気なのかは分からない、ということはありませんか。本当は病院で訊いてみたいけれどもう少し詳しく教えてくださいとはなかなか言い出せない、ということはありませんか。今回はそのような病気を簡単にまとめた内容です。ヒトでも起こり得るてんかんという病気は、犬猫さんでも起こります。病気を理解することは治療の第一歩です。インターネットで読んだだけでは「ではうちの子の場合は」という部分での細やかさが不十分ですので、勇気を出してかかりつけの動物病院でご質問されることをお勧めいたします。
目次
てんかんの原因と症状
犬猫さんの身体は脳から神経を伝わる電気信号によって動いています。てんかんとは、脳の神経細胞が電気信号をうまく伝えられなくなる病気です。
微小な脳梗塞が引き金になって発症する場合や、認知症に伴って発症する場合もありますが、ほとんどはひとつの原因ではなく年齢、遺伝的な素養、生活習慣、微小脳梗塞などの複数の要因によって発症します。
症状としては突然意識がなくなる、立てなくなる、四肢を硬直させるなどの発作が起こります。発作が起こっている間は意識がなくなるので、普段温厚な子が噛みついたり目の前にあった物を飲み込んでしまうというような2次的な事故が起こる可能性も高まります。発作は数十秒から数分の間に治まることが多いですが、発作が起こると脳の神経細胞はもちろん全身にも大きな負担になるので、速やかに発作を止める必要があります。
てんかんの治療方法
脳と身体に大きな負担となる発作が起こらないようにお薬を飲むことになる場合が多いです。お薬の種類や量は、発作の頻度や重篤度によって変わるのでかかりつけの動物病院とよく相談して決めていくことになります。
その後はどうなる?
お薬を飲むことによって発作を抑え込めていれば、持病のない犬猫さんとほとんど同じ生活を送ることができます。お薬を飲んでいても発作が起こってしまう、あるいは起こらないかどうかが心配な時にはかかりつけの動物病院にご相談ください。お薬の変更や、もしもの時の対処法など何かしらの策を準備できる場合が多いです。
普段の生活に関わることやそれぞれの性格などによって病気との付き合い方は犬猫さんごとにまちまちです。うちの子の場合はどうしよう?、病気についてもう少し詳しく知りたい、などはかかりつけの動物病院へお尋ねください。
大田区にあるBe犬猫病院は馬込・山王地域の飼い主さんが抱いている犬猫さんに関する疑問やお悩みをいつでも解決できるように日曜日と祝日も診療を行っております。どんな質問にも誠意をもってお答えいたしますのでお気軽にお越しください。