Be犬猫病院

犬猫さんの高血圧

犬猫さんの高血圧

2024/05/17

 実は本日5月17日は日本高血圧学会が制定した高血圧の日です。

 高血圧と聞くとヒトの生活習慣病というイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、犬猫さんに起こることも少なくない病気です。今回は犬猫さんの高血圧症というテーマでお伝えいたしますので、気になる点がございましたらかかりつけの動物病院にご相談ください。

目次

    高血圧とは?

     高血圧症というのは全身に血液を巡らせるための心臓の拍動が、過剰に強い力を出し続けている状態です。ヒトでは収縮期血圧130mmHgを超えると要注意と言われていることはみなさんよくご存じの通りです。犬猫さんも心臓が全身に血液を送り出す力はほとんど同じで130mmHgを超えると要注意です。犬猫さんはヒトよりも身体が小さいので高血圧によって体に起こる問題が深刻になりやすいと言われています。高血圧はさらなる高血圧の原因になり、放置すると脳内出血や失明を引き起こします。

    どんな症状があるの?

     高血圧症の症状は分からないことがほとんどです。軽度の場合はヒトの場合でも自覚症状に乏しいと言われている病気で、さらに言葉を話せない犬猫さんの高血圧症を早期に発見するためには健康診断が重要です。病気が進行すると食欲不振や嘔吐などの症状を示すことがあります。

    高血圧を予防するためには?

     高血圧症にならないためには肥満と痩せすぎに注意してください。その他には、ヒトの食べ物は犬猫さんのミネラルバランスを崩す原因になることもあるので与えないようにしてください。

     腎臓病や糖尿病の持病を抱えている場合には、持病がない場合と比べると高血圧症になりやすいです。持病の悪化がないことに加えて、血圧の上昇に関しても継続的なチェックをお勧めいたします。

    高血圧症になってしまったら?

     高血圧症を起こしやすい持病がある場合はそちらの治療を優先、あるいは並行して症状を抑えていくことになります。血圧が高くなり過ぎないようなお薬を飲み続けていただくことになる場合が多いです。高血圧症は放置すると心臓に大きな負荷をかけるため、早期に治療を開始した方が治療効果も高いです。

    動物病院にご相談ください

     高血圧症は明らかな症状に乏しいにもかかわらず、脳内出血などの命に係わる重大な危険性をはらんだ病気です。気になる点がある場合や、もっと詳しく知りたい場合はかかりつけの動物病院にご相談ください。大田区にあるBe犬猫病院は馬込・山王地域の飼い主さんが犬猫さんの悩みをいつでも解消しやすいように日曜日や祝日でも診察を受け付けております。体重を量るだけ、ちょっと雨宿りに、お気軽にお立ち寄りください。

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