Be犬猫病院

犬猫さんも熱中症対策!

犬猫さんも熱中症対策!

犬猫さんも熱中症対策!

2024/08/09

 年々暑さが厳しくなっているような夏ですが、いかがお過ごしでしょうか。暑い夏に起こりやすい病気のひとつに熱中症があります。私たちヒトと同様に犬猫さんも熱中症にかかってしまう危険性があるので、適切な冷房の使用などの対策を講じることが非常に重要です。

 今回の記事では、犬猫さんの熱中症の症状や原因についてお伝えいたします。熱中症は命に係わる重大な病気なので犬猫さんだけでなく、こちらをお読みの皆様も暑さ対策を講じていただけますようお願いいたします。

目次

    犬猫さんの熱中症とは?

     犬猫さんの病気であっても、ヒトの病気と同じ名前が付いている場合は身体の不具合も基本的に同じ病態だと考えられています。熱中症に関しても、35℃を超えるような気温によって体温が異常に上昇することが脳細胞を破壊してしまいます。

     犬猫さんはヒトと比べて汗腺という汗をかくための構造が圧倒的に少ないので、1度体温が上がってしまうとヒトよりも下がりにくいという特徴があります。熱が下がらず高いまま長い時間が経ってしまった場合には、脳細胞がゆでたまごのように変性してしまいます。ゆでたまごが生卵には戻らないのと同じように、ダメージを受けてしまった脳細胞は元通りにはなりません。体温が上がり過ぎないように対策を打っていただくことが重要です。もしも万が一、体温が高くなりすぎてしまった場合にはすぐにかかりつけの動物病院にお連れください。

    熱中症の症状は?

     熱中症になってしまっている時には、ゼエゼエと呼吸が荒い、首や胸が濡れるくらいのよだれ、意識がもうろうとして目の焦点が定まらない、四肢に力が入らない、等の症状が顕れます。すべての症状が必ず顕れるという訳ではないので、外出して帰ってきたらエアコンが故障し待っていたことに気が付いたような場合や、日中の10時から15時くらいの最も気温が上がる時間帯に屋外で活動した場合は特に注意深く様子を観察する必要があります。少しでも異変を感じた場合はすぐにかかりつけの動物病院にご相談ください。

    熱中症にならないための予防方法

     熱中症にならないためには気温が高くなり過ぎない屋内や日陰で、特に日中は安静に過ごしていただくことが効果的です。個体差はありますが、私たちヒトが少し暑いなと感じるくらいの気温になると犬猫さんも暑いなと感じていることが多いです。特に長い時間陽が当たっていたアスファルトは冷めるまでにも時間がかかり、熱した鉄板に近い状態になることがあるので屋外に出る際には十分に警戒してください。

     ひとつご注意いただきたいことに扇風機があります。私たちヒトは扇風機やうちわで風を受けると涼しいですが、犬猫さんたちは身体のほとんどが毛におおわれていて汗をかかないので扇風機だけでは涼しくなりません。冷たい水を浴びたり、首元やおなかに保冷剤や氷などを当てることは体温の上昇を抑えることに有効なので、涼しく過ごしてもらうための手段としてご活用ください。

     また、水分の適切な摂取も熱中症の予防に重要なので本人が飲みたいときに飲むことができる水を切らさないようにしてください。

    熱中症になってしまったらすぐに動物病院へ

     もしも熱中症になってしまったらできるだけ早く体温を平熱に戻すことが重要ですので、すぐに動物病院にお連れください。犬猫さんの平熱はヒトよりも高めの38℃ですが、40℃を超えたままだと身体に負担がかかるのは同じです。体温は分からない場合でも熱中症を疑うような状況だった場合には体を冷やす処置をしながら動物病院へ向かっていただくのが効果的です。ご自宅でもできる身体を冷やす処置は、氷や保冷剤を首元やおなかに当てることと冷たい水をかけることです。

     大田区にあるBe犬猫病院は馬込・山王地域の犬猫さんが飼い主さんと一緒に長く快適に生活できるように日曜日と祝日も診察を受け付けております。8月は休診日がありませんので、いつでもお気軽にご相談にいらしてください。

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