Be犬猫病院

涙が多いのは病気?

涙が多いのは病気?

2024/09/20

 犬猫さんに限らず、眼の表面というのはうっすらと涙で潤んでいるのが正常な状態です。頻繁に涙があふれてまぶたや目の周りを濡らし続けている場合には、眼に問題が起きている可能性があります。今回は涙液と涙焼けに関して簡単にまとめており、一緒に暮らしている犬猫さんのお悩みが軽くなる一助になれば幸いです。

目次

    涙が多いの?

     犬猫さんに限らず、眼球という器官は表面を涙液が覆うことによって保護されています。この涙液は眼球の表面が乾かないように常に産生と供給が行われています。産生供給が過剰になっている場合でも反対に産生供給が不足している場合でも、ぽろぽろと涙があふれたり本人が目を気にしてこすろうとするような症状を示します。なので、一緒に暮らしている犬猫さんが頻繁に目を気にしていたり、目の周りが湿っている状態が続いている場合には涙が多いのか否かをはじめに確認する必要があります。

    涙の量が多かった場合

     涙の量が多かった場合には、逆さまつ毛やごみなどの物理的な刺激が目に加わっている可能性があります。その他には、花粉症のようなアレルギー反応が原因となっている場合やウイルスなどの感染症が原因になっている場合もあります。涙が多いという同じ症状であっても原因によって対処法は異なりますので、最適な治療を行うためにもかかりつけの動物病院にご相談ください。

    涙の量が少なかった場合

     涙の量が少ない場合でもぽろぽろと目から涙があふれることがあります。眼球の表面は十分な量の涙液によって保護されているのが正常な状態ですが、この涙液が不足するといわゆるドライアイの状態になってしまいます。ドライアイの状態になると眼がごろごろするような違和感を感じたり、眼球の表面に傷がつきやすくなります。するとゴロゴロ感を解消するためや、眼球表面の保護と傷の修復のために涙液が一時的に多くなりぽろぽろとあふれるような症状として顕れることがあります。涙が少なくなっている場合には涙の量を回復させるための目薬や、眼の表面に潤いを与えるための目薬などを用いて治療していくことが多いので、かかりつけの動物病院にご相談ください。

    涙の量は正常だった場合

     涙の量が正常であってもぽろぽろと目から涙があふれることがあります。これは目と鼻をつないでいる鼻涙管という構造が生まれつき、または何らかの原因によって細く狭くなっていると起こることがあります。生まれつき鼻涙管が細くなりやすい品種の犬猫さんというのも分かっていて、猫さんではペルシャさんやエキゾチックショートヘアーさん、犬さんではシーズーさんやパグさんがこれに当てはまります。これら以外の品種であってもみんな少しずつお顔が違うので、生まれつき鼻涙管が細かったり流れにくいということは起こり得ます。涙の量が正常である場合にはこまめに目の周りを拭いてあげたり、定期的に鼻涙管の詰まりを除去する処置を行うなどの対処法が一般的です。

    かかりつけの動物病院にご相談ください。

     目から涙があふれるという同じ症状でも、その原因は一つだけではありません。原因によっては放置すると目が見えなくなってしまったり、皮膚炎などの他の病気を引き起こしてしまう可能性もあります。涙の量が多いのか少ないのか等によって対処法は異なりますのでかかりつけの動物病院にご相談ください。

     大田区にあるBe犬猫病院は馬込・山王地域にお住まいの犬猫さんが長く健康で暮らせるように日曜日と祝日も診察を受け付けております。目以外のことでも気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

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