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動物病院の往診

動物病院の往診

2024/02/02

 犬猫さんの様子が普段と少し違うかもしれないと気が付かれた時に思い浮かぶのが動物病院だと思います。しかし毎回必ず、すぐに病院に連れて行くことができるとは限りません。

 そんな時に一つの手段となるのが、動物病院の往診です。往診とは、獣医師がご自宅や職場などに伺って診察を行う形態のことです。今回は、往診のことを最近よく耳にするけれども実際のところはどうなのかしら、という疑問を解消するために往診のメリットとデメリットをお伝えしたいと思います。

目次

    往診のメリット

     往診の最大のメリットはなんと言っても病院に行く必要がないということです。病院まで犬猫さんを連れて行くことができない場合であっても、往診獣医師に依頼することで犬猫さんに診断を下して治療を開始することができます。例えば病気や障がいによって移動が困難な犬猫さんも治療を受けることができます。

     その他のメリットは犬猫さんが普段過ごしている慣れ親しんだ空間で診察を受けられるということです。ヒトの医療の場合でも白衣高血圧のように“普段は健康だが病院で検査をすると要注意の数値が出てしまう”ということがあります。このようなことは犬猫さんでも起こることがあります。ましてや病気を抱えていたり普段とのわずかな違いに気が付かれた時ですから、普段過ごしている場所で一緒に住んでいるご家族と一緒に診察を受けることが、正確に症状を把握するために有効な場面があります。

     さらに、普段の生活環境についての意見を獣医師の視点からお伝えしやすいです。普段のちょっとした疑問などは、いざ動物病院に行って質問するという程ではなかったり説明しても獣医師が分かってくれなかったりすることもあると思います。そんな時に往診獣医師であれば例えば「このトイレの大きさはどうですか?」というように目の前のことなので、病院の診察室よりも具体的なお話しがしやすくなる場合が多いです。

    往診のデメリット

     ここまでは往診の良い部分を挙げましたが、悪い部分はないのでしょうか。

     往診の最大のデメリットは医療機器が限定的になることです。例えばレントゲン検査は一般の住居で行うことができません。持ち運びできる医療機器やお薬には限界があるので、検査や処方までに少し時間がかかる場合もあります。ですから、身体の中の状態を正確に評価するような検査が必要な場合や、薬剤の細かい調合が必要な場合には往診治療だけでは難しいことが多いです。

     それ以外では、往診は移動時間などもあるために今すぐに診察をして欲しい場合は不向きであることが多いです。最近はスピード往診のような獣医師も以前よりは増えてきていますが、そうは言っても時間がかかることが多いです。

    いいとこ取りの使い分けが重要

     今回は動物病院の往診というテーマでお伝えしましたが、どんなことにもメリットとデメリットがあり状況によって使い分けが必要になるのはご存じの通りです。このような選択肢もあるということを知っていただけることで犬猫さんと一緒の暮らしがより楽しく、不安のないものになれば幸いです。

     大田区にあるBe犬猫病院は犬猫さんとの楽しい生活をサポートするために、日曜日も診察を行っております。往診に関するご質問も受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

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